プロジェクト
Project
知識を課題解決のための知に変換する
地球市民学科では、プロジェクトを通じた学びがカリキュラムの中心になっています。
国内外のさまざまな課題の中で「自分ごと化」できる課題に対して、主体的に取り組み、自分が持っている知識を課題解決のための知に変換するプロセスの中で、学生はクリティカルシンキング、フィールドワーク、デスクリサーチ、プロジェクトマネジメントなど思考を行動に落とし込むために必要となるさまざまな実践的スキルを身につけることができます。
さらに、プロジェクトを回す中で学生は自分の思考や行動の癖、内なる想いなど良いところも悪いところも含めた自分自身を発見し、他者や社会との関わり合いの中で多様性を実感しながら寛容性を身につけ、地球市民としての自身のアイデンティティを確立していきます。
自身の人生を通して社会に対してポジティブなインパクトを与えるために必要となる能力を学生が在学中に自分のものにできるようにすること、それがプロジェクトの目的です。
プロジェクトの3つのフェーズ
地球市民学科では、1年次に個人プロジェクト、2年次にグループプロジェクト、そして3年次から4年次にかけて卒業研究プロジェクトに取り組むというように3つのフェーズでカリキュラムを構成しています。
1年次の個人プロジェクトでは、学術的な思考の概念や思考のツールおよび言語などスキルの習得を目指しながら自分の専門性を探ります。
次に、2年次のグループプロジェクトではグローバル社会系の学術的専門知識を追求します。
さらに、3年次から4年次にかけては、自身が取り組むべき問題を卒業研究プロジェクトに設定し、プロジェクトの過程でインターンシップやフィールドワークなどに参加しながら、専門性や異文化対応力、コミュニケーション力、協働力を高めます。
全てのプロジェクトが卒業研究プロジェクトに集約されており、卒業研究プロジェクトが理想のキャリアへの礎となるようにデザインされているのが大きな特徴です。
Student Experience Officer(SEO)と外部提携パートナー
企画立案から実行まで学生が主体となりプロジェクトは展開されますが、学生が安心してプロジェクトを遂行できるように、SEO(Student Experience Officer)が、学生の「経験(Experience)」を軸に「学び」と「キャリア」を結びつけ、プロジェクト全般を徹底サポートするフォローアップの仕組みを構築しています。
また、学生がプロジェクトを通じてより実りある経験を積めるよう外部機関や企業とも提携を進めて体制を整えています。
<提携実績のある機関や企業の例>
- 品川区
- 鹿児島県いちき串木野市
- 鹿児島市東京事務所
- 株式会社ソラシドエアー
- 国際協力機構(JICA)
- イブラ・ワ・ハイト
- 一般社団法人しながわ観光協会
- 一般社団法人沼田市観光協会
- 一般社団法人マルゴト陸前高田
- 特定非営利活動法人 幼い難民を考える会
- 日本製紙パピリア株式会社
- ホテル日航つくば など多数
卒業後もつながり続ける・学び続ける
地球市民学科での学びは、在学中だけではありません。卒業後は、卒業生同士で、教員やSEOたちと、「人生と社会のチェンジメーカー」でありつづけるために、共に学び続けています。
「学費は在学中の4年間かもしれませんが、卒業生としてのサポートは一生」です。
卒業生は、地球市民学科の卒業生が中心となって設立した一般社団法人つなぐ会を通して、また、地球市民学科が卒業生向けに開催するイベントなどを通して、様々な形でつながり続け・学び続ける機会を得ることができます。
地球市民学科のカリキュラムは、「プロジェクト」を中心に構成されていますが、ある意味で人生そのものが「プロジェクト」のようなものだと思います。
「グローバル・シティズンのための101のコンセプト」にある、「批判的思考力」「創造的思考力」「関係構築力」「情報発信力」に、在学中に身につけた英語やその他言語の運用能力をあわせ、卒業後も会社の仕事を通して、NPOなどを通して、個人活動を通して、卒業生が「プロジェクト」を行い続けるためのサポートをしています。
活動実績
社会課題の解決に向けて行動しています。