地球市民セミナー

地球市民セミナー
GCS Seminar

地球市民セミナーとは

地球市民セミナーは、清泉女子大学地球市民学科と品川区との共催により、「地球社会の諸課題」に関連する先端的な研究や先駆的な実践を行っている方々にご登壇頂く講演イベントです(フロアやオンラインの参加者からの質問等も組み込みつつ、司会進行役がセミナーを進めていきます)。

品川区に在勤、在住のみなさまはもちろんのこと、高校生をはじめ、中学・高校等の教職員のみなさまなど、ご関心のある方々に広く開かれた学びの場となっています(参加費無料・要事前申し込み)。

原則として、学期中の水曜日(17時30分〜18時50分)に隔週のペースで行います(一部、シンポジウム等の形式で土曜日などに行う場合があります)。品川区東五反田にある清泉女子大学のキャンパスにて対面形式で開催しますが、Zoom等でのオンライン配信も同時に行います。申込時に、ご希望の参加方法でチケットをご予約ください。

是非、未来の「チェンジメーカー(Active Global Citizen)」として、グローバル・スタディーズを中心とした先端研究・先端事例に触れ、刺激を得る機会としてください。

2023年度 前期 地球市民セミナー

第26回 難民を歓迎できる社会に

日時|2023年5月10日(水) 17時30分~18時50分

講演概要|世界の難民は1億人を超えています。人類の80人に一人が、紛争や迫害から逃れて故郷を離れざるをえない状況に置かれています。日本にも毎年1万人を超える難民認定申請がありますが、難民と認められるのは1%以下です。一方、ウクライナ避難民を2,000人以上受け入れ、各地で定住支援の模索が続いています。
日本最大の難民シェルターである「アルペなんみんセンター」(神奈川県鎌倉市)の活動を通して、難民を歓迎できる社会をみなさんとともに考えます。

講演者|有川  憲治(NPO法人アルぺなんみんセンター事務局長)


プロフィール|大学在学中、インドシナ難民定住支援の関わりを通して、アジアに関心が広がり、1988年からフィリピン・ミンダナオ島で4年間、農村開発に携わる。1995年から困窮する来日した外国人(移民・難民)の支援活動に従事。2020年、住居に窮する難民のためのシェルターとして、NPO法人アルペなんみんセンターを設立。NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク理事。NPO法人なんみんフォーラム元理事。

お申し込み|以下のサイト(peatix)経由で、お申し込みください。
https://gcs-seminar-20230510.peatix.com

第27回 社会的投資ってなに?~未来に向けたわたしたちの挑戦~

日時|2023年5月24日(水) 17時30分~18時50分

講演概要|社会的投資は、私たちの目指す未来をつくるために、社会や環境問題の解決に取り組みながら、金銭的なリターンの確保も目指す投資。近年、世界的に市場が拡大しており、日本でも注目されていますが、ARUN設立のきっかけはアジアの社会起業家との出会いでした。
なぜこの活動を始めたのか、今なぜジェンダー投資に注目しているのかにも触れつつ、社会的投資の可能性と私たちの未来について、皆さんと一緒に考えたいと思います。

講演者|功能 聡子(特定非営利活動法人ARUN Seed代表理事、ARUN合同会社代表)


プロフィール|国際基督教大学、ロンドン政治経済大学院卒。民間企業、アジア学院を経て1995年より10年間カンボジアに在住。NGO、JICA、世界銀行などの業務を通して復興・開発支援に携わる。2009年ARUN(アルン)設立。日本発のグローバルな社会的投資プラットフォーム構築を目指して活動している。『60分でわかる!SDGs超入門』監修、『よくわかる開発学』第3部XII7&8執筆、他。

お申し込み|以下のサイト(peatix)経由で、お申し込みください。
https://gcs-seminar-20230524.peatix.com

第28回 フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか

日時|2023年6月7日(水) 17時30分~18時50分

講演概要|幸福度ランキングで5年連続1位に輝くフィンランド。性別や年齢に関係なく能力を発揮できる社会づくり、そしてコロナ前からテレワークを含む柔軟な働き方、DX化、効率化、ウェルビーンイングを追求しています。日本ですすむ学び直しも活発です。フィンランドから学べるヒントを紹介します。

講演者|堀内 都喜子(ライター)


プロフィール|長野県出身。フィンランドのユヴァスキュラ大学大学院でコミュニケーションを専攻し修士号取得。帰国後は都内のフィンランド系機械メーカーに勤務する一方、ライター、通訳としても活動。2013年よりフィンランド大使館広報部でプロジェクトコーディネーターとして勤務。著書『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(ポプラ新書)は、読者が選ぶビジネス書グランプリ2021でイノベーション部門賞を受賞。その他に『フィンランド 幸せのメソッド』(集英社新書)などがある。

お申し込み|以下のサイト(peatix)経由で、お申し込みください。
https://gcs-seminar-20230607.peatix.com

第29回 世界が持続不可能な今、NGOは どんな活動をしているのか?

日時|2023年6月21日(水) 17時30分~18時50分

講演概要|紛争、気候変動に起因する異常気象、食料価格の高騰、新型コロナウイルスの感染拡大…世界はつながっています。
SDGsの中間地点の 2023年、どのような行動が持続可能な社会につながるのか?最前線で働くNGOはどのように活動しているか? どうしてそこにいるのか?そしてそこで働く職員は何を考えながら働いているのか? などについて紹介します。

講演者|米良 彰子(認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団)Executive Officer)


プロフィール|スポーツメーカーで海外営業として働く傍ら、阪神淡路大震災時より多言語放送局の立ち上げ・運営に携わる。アメリカの大学で国際関係学を学び修士号取得。国際機関でのインターンなどの経験を経て、NGOで保健や教育の必須サービスや、食料・栄養分野でのアドボカシー・キャンペーンに関わる。南アジア、アフリカの現場で自立支援、国際協力などに携わった後、2020年3月より現職。

お申し込み|以下のサイト(peatix)経由で、お申し込みください。
https://gcs-seminar-20230621.peatix.com

第30回 「資本主義の次の時代」を考える―みんなで作る新しい経済の仕組みと特徴

日時|2023年7月5日(水) 17時30分~18時50分

講演概要|昨今、行き過ぎた資本主義に対し、警鐘を鳴らす人が産官学民のセクターを問わずに増えて来ました。一方で、主要ブロックチェーン暗号試算の時価総額合計は300兆円を超えたと言われます。
2010年から人口減少に転じた、「社会課題先進国・日本」においては、今までとは根本的な前提が異なる新しい社会像が求められています。新しい経済、新しい社会、新しいテクノロジーの具体像に迫りたいと思います。

講演者|武井 浩三(社会活動家/社会システムデザイナー)


プロフィール|高校卒業後ミュージシャンを志し渡米、Citrus College芸術学部音楽学科を卒業。組織論に留まらず、「自律分散・循環経済・繋がり」をキーワードに、持続可能な社会システムや貨幣経済以外の経済圏など、社会の新しい在り方を実現するための研究・活動を多数行なっている。 2017年には「ホワイト企業大賞」を受賞。ティール組織・ホラクラシー経営等、自律分散型経営の日本における第一人者としてメディアへの寄稿・講演・組織支援などを行う。

お申し込み|以下のサイト(peatix)経由で、お申し込みください。
https://gcs-seminar-20230705.peatix.com

お申し込みについて

「地球市民セミナー」のお申し込みは、peatixのシステムを使って受付いたします。
ご自身が興味のある回のみのお申し込みを頂けます(もちろん、すべてのセミナーにお申し込み頂くことも可能です)。

バックナンバー(過去の地球市民セミナー)

※peatixへのリンクです。

第25回 食べることが、社会貢献に。~キッチンカーから変える社会~

2023年4月19日(水)

17:30 – 18:50JST
会場オンライン

第24回 グローバル社会を生きる市民に必要な歴史認識とは

2023年1月18日(水)

17:30 – 18:50JST
会場オンライン

第23回 ユネスコの地球市民教育(GCED)と「正義の対立」

2022年12月14日(水)

17:30 – 18:50JST
会場オンライン

第21回 沖縄の諸問題を国際人権法の観点から考える

2022年11月16日(水)

17:30 – 18:50JST
会場オンライン

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