【NEWS2020】大野教授が解説者として出演のドキュメンタリー映画が上映
2020年7月下旬以降、映画「日本人の忘れもの―フィリピンと中国の残留邦人」が全国各地の映画館で上映されます。
この映画は、フィリピン残留日本人の日本国籍回復などの運動を進める認定NPO法人「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」代表理事の河合弘之弁護士が企画・製作した作品で、アジア太平洋戦争の激戦地になったフィリピンや中国で家族離散などによって現地に取り残された日本人やその子どもたちの戦中・戦後の歩みを追ったドキュメンタリーです。
作品中、大野俊・地球市民学科教授が、日本政府の援護対象になった中国残留日本人と、そうはなっていないフィリピン残留日本人・日系人との相違などについて解説する場面があります。大野教授は新聞記者時代の1991年に『ハポン―フィリピン日系人の長い戦後』という書を著し、その後も多数の新聞記事・日本語と英語の著書・論文・講演などを通して、戦争の後遺症に苦しむフィリピン残留日本人・日系人の問題を世に訴えてきました。
関東地方では、東京都中野区のポレポレ東中野で7月25日から、横浜市中区のシネマ・ジャック&ベティで8月8日から上映されます。鑑賞希望者は事前に、上演時間・座席予約ルールなどを上映館にご確認ください。
映画「日本人の忘れもの―フィリピンと中国の残留邦人」公式Webサイト
https://wasure-mono.com/