【留学2022】カナダ留学体験記

【留学2022】カナダ留学体験記

2022年5月から12月までの8ヶ月間、カナダのアルバータ大学に留学をしました。
 
私の参加した留学プログラムは4ヶ月間の語学学校に通った後4ヶ月間アルバータ大学の授業を履修するものでした。

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語学学校では、日本人の学生が多かったものの、他国から英語を学びに来ている学生も数名いました。互いに自国のアクセントで英語を話してしまうことによる聞き取りづらさなどがあることを理解しているため、それを尊重しながら授業や授業後の自習に共に取り組むことができました。様々な国から来た人と語学力を高めることができ、とても楽しかったです。

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カナダは多民族国家であるため、語学学校以外の時間も様々なバックグラウンドを持つ人同士がどのように関わっていくのかを学ぶことをできたのではないかと感じています。
 
特にそれを感じた出来事が夏に参加したEdmonton Folk Music Festivalという音楽フェスのボランティアでの経験です。多民族国家であるもののヨーロッパ系のカナダ人の参加が多かったため、アジア人の私は「外人」として見られて対応されてしまうのではないかと考え、特に同世代のカナダ人とコミュニケーションを取ることに始めは不安を持っていました。しかし、ボランティア活動を通じて多様な世代、出身国の参加者と仕事をしたり休憩の時間を共に過ごしたりする中で、自分自身が相手の人に対して「外人として見ている」という偏見を持っているだけだったのではないかと気付かされました。出会ったボランティアの方々はとても親切な方ばかりだったため、早い段階でそれに気づくことができました。そのため、4日間あった音楽フェスのボランティアは全力で楽しむことができ、一生忘れない自身の変化を感じた思い出になっています。

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後半から始まった大学での授業では、語学学校の先生とは違ったネイティブな英語に苦戦をし、最初の中間テストでは正答率を20%しか得られませんでした。そこで授業の受け方、予習復習の仕方の見直し、改善を繰り返しました。特にテスト期間は6時間ほど毎日24時間開いている図書館にこもり、授業後に配られた講義の録画を見直し、それをノートにまとめた後更にパソコンにあるドキュメントにまとめるという工夫をして勉強を続けたことで最後のテストで無事平均点を上回り単位を得ることができました。この経験から社会人なってもただがむしゃらに努力するのではなく、現状から何をすべきか考えながら、時には周囲の人に助けてもらい努力をすることが大切だと学ぶことができました。 

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私は大学2年生の際に自然環境問題に関心を持っていたため、環境マネジメントの授業と先住民と環境問題について取り上げている授業を履修しました。どちらの授業も予習復習に苦戦しましたが、2年次に地球市民と政治という授業で学んだことも何度か登場し、カナダの視点からすでに学んだことを学び直すことができ、視野を広げることができました。
(地球市民学科 4年 S.K.)【執筆:2023年12月】