【プロジェクト2023】プロジェクト・フェスティバルの実施

【プロジェクト2023】プロジェクト・フェスティバルの実施

2024年1月20日(土)に地球市民学科では「プロジェクト・フェスティバル」(通称プロフェス)を開催しました。

世界を変える人(Change Maker)を育てている地球市民学科のカリキュラムの中心となるのが「プロジェクト」です。プロジェクトとは、社会が抱える課題を、自分自身に関係がある身近な問題として理解し、他者と協働しながら具体的な解決策を提示する試みです。学生は批判的思考力、創造的思考力、関係構築力、情報発信力を身につけながら、1年次の「個人プロジェクト」、2年次の「グループプロジェクト」を経て、3・4年次にはゼミに所属しながら2年間かけて「卒業研究プロジェクト」に取り組みます。

国内外の様々な課題の中で「自分ごと化」できる課題に対して、主体的に取り組み、自分が持っている知識を課題解決のための知に変換するプロセスの中で、様々な実践的スキルを身につけることができます。更に、プロジェクトを回す中で学生は自分自身を発見し、他者や社会との関わり合いの中で多様性を実感しながら寛容性を身につけ、地球市民としての自身のアイデンティティを確立していきます。自身の人生を通して社会に対してポジティブなインパクトを与えるために必要となる能力を学生が在学中に自分のものにできるようにすることがプロジェクトの目的です。

今回のプロフェスでは、3年生全員が現在取り組んでいる「卒業研究プロジェクト」の中間報告を行いました。グローバル社会や地域社会の様々な課題の解決を目論む各自のプランについてポスターとプレゼンテーションを発表し、学生同士が刺激し合っていました。プロフェスの最後には、参加者の投票による「自分ごとアワード」「協働アワード」「実践アワード」「発信アワード」「社会変革アワード」の受賞者が発表されました。

自分ごとアワード
・ほんとうのムスリムフレンドリー〜日本語教育現場での対応を通して〜
協働アワード
・言語難民のための支援
実践アワード
・外国人団地の多文化共生プロジェクト
発信アワード
・生徒が先生!子どもたちによる地域活性化
・リジェネラティブ イトイガワ
社会変革アワード
・日本×デモ活動×メディア

参加した学生からは
「みんなの発表内容にそれぞれの個性が出ていて有意義な時間になった」
「自分と関心の近いテーマを行なっている方の話や先生から実際にアドバイスを頂き、大変参考になった」
「地球市民学科全体の取り組みや学びを知る場がなかったため、とても新鮮だった」
「今周りがどんなプロジェクトをしているかわかって、今後のモチベーションに繋がった」
「同じようなテーマの人との繋がりを作ることができた」
「みんなのプロジェクトを確認できて今後自分がどのように活動していけばいいか確認できた」
「他のゼミ生の内容などはなかなか知る機会がないので、一気に全員のプロジェクトを見ることができて勉強になった」
「同じ領域の人でも切り口が違えばプロジェクトも全く異なるのが面白かった」
「自分にはない発想だったり、まだ知らなかった社会課題があって学びになった」
という感想が寄せられました。

オープニング
ポスター発表
分科会に分かれてのプレゼンテーション
表彰式の様子