【プロジェクト2022】「Z世代と考えるジェンダーバイアスとこれからの結婚式プロジェクト」

【プロジェクト2022】「Z世代と考えるジェンダーバイアスとこれからの結婚式プロジェクト」を実施

地球市民学科の安斎徹教授ゼミナールでは、株式会社ウエディングパーク及び株式会社八芳園と連携して、「Z世代と考えるジェンダーバイアスとこれからの結婚式プロジェクト」に取り組みました。

2022年9月27日には港区白金台にある八芳園を訪問しました。午前中はウエディングパーク次世代マーケティング研究室の松浦歩美氏から、「プロジェクト全体」「結婚式の基礎知識」「業界の変化と課題」「デザイン思考とは」に関する講義を受講しました。午後には株式会社八芳園プロデュース事業部の工藤彩乃氏、天野鷹彦氏から、趣向を凝らした挙式会場や披露宴会場、優雅な日本庭園などをご案内いただいた後に「結婚式の演出」について丁寧にご説明いただきました。

八芳園にて

10月8日にはウエディングパーク経営本部の瀬川由絵氏から「無意識バイアス」に関する講義を受けた後、ウエディングパークや八芳園の男性社員も交えて「ジェンダーフリーな結婚式」というテーマで意見交換を行いました。

その後10月中、安斎ゼミの学生たちは3つのグループに分かれて「多様性を尊重するジェンダーフリーな結婚式を提案する」という課題に取り組みました

11月1日にはウエディングパークや八芳園の皆さんの前で、一連のプロジェクトの集大成となる企画発表会を行いました。Aグループは「カップルが満足できる結婚式」というテーマで、ジェンダーの視点から格差がないように準備段階から工夫し、結婚式の衣装や各種イベントにも選択肢を増やすことを提案しました。Bグループは「参加者全員が既存の結婚式にとらわれない結婚式」というテーマで、言葉によってバージンロード、ファーストバイト、代表挨拶、感謝の手紙などの演出の意味づけを変えていくことを提案しました。Cグループは「カップルの二人が主役になれる結婚式」というテーマで、ジェンダーフリーの衣装、バージンロードからウェディングロードへの名称変更、カップルが楽しめるブッフェなどを提案しました。ウエディングパークや八芳園の皆さんからも「試行錯誤して発表を仕上げた足跡が感じられ、多くの気付きが得られた」「とても素敵なプレゼンテーションで感動した」「大学・挙式会場・メディアの連携により、新たな可能性を見出すことができた」というコメントをいただきました。

企画発表会を終えて

学生からは「結婚式を挙げたことも、参列した経験もない私たちがこのプロジェクトに取り組むことはとても難しかったが、話し合いを重ねていく中で自分たちの納得のいく提案ができた」「ジェンダーフリーだから新しくしていこうという時代の変化と、従来のやり方の素晴らしさを活かしていこうという2つの側面をどう両立させるのか、その両立のために何が難しいのかを知ることができた」「私生活の中でジェンダーバイアスの影響を受けていたことや、逆に自分が無意識にジェンダーバイアスのフィルターをかけてしまっていたことについて気がつくことができた」「自分の視点だけでなく、様々な性別の人のことを考えながら解決策を考えることで様々な案を出すことができると気づき、視野を広げて考えることの大切さを学べた」という感想が寄せられました。

外部サイト:連携いただいた企業

株式会社ウエディングパーク (weddingpark.co.jp)

八芳園 | 公式サイト (happo-en.com)