【プロジェクト2021】アサヒグループホールディングスのリサイクル活動「MUP」

【プロジェクト2021】アサヒグループホールディングスのリサイクル活動「MUP」に女子大学として初参画

近年、プラスチックごみ問題は世界的な課題となっていますが、地球市民学科の安斎ゼミと学生ボランティアグループSeoは、アサヒグループホールディングス株式会社が主宰するプラスチックのリサイクル活動「MUP」(MOTTAINAI UPCYCLE PROJECT)に参画しました。

ワンウェイの小型プラスチック容器の焼却処理によってCO2が排出されたり、 不適切な廃棄によって海洋プラスチックにつながる、という現状を改善するために、MUPでは大学のキャンパスや駅などに回収容器を設置しプラスチック容器の回収を促進、回収業者が回収・選別・再資源化を行いリサイクルペレットにした上で、アップサイクルな製品として再生し、循環することを目指す活動です。アップサイクルとは、廃棄物や不要品に新しい価値を与えることで、もの自体の価値を高めることを指しています。

既にMUPには麻布大学、大正大学、千葉大学、東京海洋大学が参加していましたが、女子大学としては初めて本学も参加します。今後、安斎ゼミと学生ボランティアグループSeoでは、MUPに合同で取り組み、学内のプラスチック問題に関する意識向上に努めると共に、アサヒグループホールディングスが行うアップサイクルな製品の企画などにも関与し、視野を広げていきます。

2021年12月8日~10日に東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2021」(持続可能な社会の構築をコンセプトにしたアジアを代表する環境の総合展示会)では、安斎ゼミナールの学生がアサヒグループホールディングスのブースに参加し、他大学の学生と協力しながら同プロジェクトの説明役を担いました。参加した学生からは「活動を多くの人に知ってもらうことができ、とても良い機会になった」「プラスチックのリサイクル活動の意義を再認識することができた」「サスティナブルな活動をしている企業が集まっていて、様々な企業の取り組みを知ることで視野が広がった」という感想が寄せられました。

なお、アサヒグループホールディングスは、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献と企業価値向上を両立させた先進企業を表彰する「第3回日経SDGs経営大賞」で大賞を受賞するなど社会貢献に熱心な企業として知られています。またアサヒユウアス株式会社(今後MUPも担当)という新会社を設立し、地域の社会課題の解決、地域文化の発展に貢献するサステナビリティ事業を展開することも発表しています。

参考:
https://www.asahigroup-holdings.com/pressroom/2021/1126.html
https://www.asahigroup-holdings.com/pressroom/2021/1203.html