【プロジェクト2022】『守結(まゆ)ハンドクリーム』の開発

【プロジェクト2022】産学連携の商品開発

清泉女子大学と日本製紙パピリアが「BIOFEAT.」シリーズのスピンオフ商品『守結(まゆ)ハンドクリーム』を共同開発

地球市民学科の安斎ゼミの学生と日本製紙パピリア株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:西口恭彦)が産学連携し、エシカルスキンケアブランド「BIOFEAT.」シリーズのスピンオフ化粧品『守結(まゆ)ハンドクリーム』を開発しました。

【産学連携の概要】
 安斎ゼミでは「教室を飛び出す学び」を実践し、さまざまな企業や地域と積極的に連携しています。環境に優しいモノづくりに共感した同ゼミから日本製紙パピリアにコンタクトし、Z世代の女子大生の感性に期待する同社が産学連携で商品開発に取り組むこととなりました。
 2022年5月のキックオフ・ミーティングでマーケティングのフレームワークを学ぶことから始まり、6月の中間相談会、7月の企画発表会を経て、9月に「お守り的コスメ」という方針を固め、10月以降同社と協議を積み重ねながらパッケージや商品に添えるカードデザインを決定。新商品のマーケティング・プランの立案に取り組んできました。そして、2023年2月に販売を開始し、約2か月で完売しました。

【ハンドクリームの企画コンセプトは「守結(まゆ)」】
◆商品に込めた思い
 ようやく「対面」や「握手」の機会が増えてきた喜びに着目し、「新たな出会いのお守りに」なるハンドクリームを考えました。
 お守りのように、大事な場面でいつもそばに置いておきたいハンドクリームです。同商品は、目上の人や取引先の人と握手するとき、名刺を交換するとき、好きな人と手を繋ぐとき、そんなときに相手のことを思いながら使って欲しい、「守結(まゆ)アイテム」として考案されました。
 環境に優しい素材や滑らかな感触、ゆずの香りが安心感を醸成し、自分だけのケアではなく、相手のことを想うひとときが幸福感を呼び起こし、新たな出会いのお守りとなることが期待されます。

◆商品開発の意義
 本件は、清泉女子大学および日本製紙パピリア双方において、初めての産学連携の本格的な商品開発になります。学生にとっては、問題解決力や企画力、計画遂行力などを習得することができ、何よりも世に出るリアルな商品の企画・開発・販売に携わる極めて貴重な経験となります。また同社は、Z世代と言われる若い女子大生の感性を取り入れた商品開発とマーケティング(SNSでの発信など)に期待しています。

◆商品概要
商 品 名:BIOFEAT.(バイオフィート)守結(まゆ)ハンドクリーム
種  類:ハンドクリーム
容  量:30g
香  り:柚子の香り
製 販 元:日本製紙パピリア株式会社
販売価格:1,300円(税抜)
販売方法:BIOFEAT.公式オンラインショップ
販売日程:2023年2月7日(火)から先行予約受付開始、2月14日(火)から出荷開始
特  長:日本製紙の木質由来素材「セレンピア®」を配合しており、しっとりした感触で、べたつかずなめらかな使用感のハンドクリームです。
BIOFEAT.守結(まゆ)ハンドクリーム【BIOFEAT.について】
 日本製紙パピリア株式会社は、2021年10月にエシカルスキンケアブランド「BIOFEAT.」を創設しました。「BIOFEAT.」はBIO(バイオ)とFEAT.(フィーチャリングの略)の造語で、バイオの共演というニュアンス、想いを込め、「森、肌、自然。」をコンセプトとして同社が新たに開発しました。製品の品質はもちろんのこと、製紙会社のナノ技術とバイオマス素材を使用し作られた製品で、人に寄り添い、環境にも肌にも自然にも優しい、クリーンビューティなブランドです。

【日本製紙パピリア株式会社について】
 日本製紙パピリアは、日本製紙グループのコア事業のひとつである特殊紙事業を担っています。発足以来、強みである高度な薄葉紙技術とわが国の機械抄き和紙を牽引してきた独自技術を発展させ、薄葉紙、特殊紙、機能品事業に磨きを掛けるとともに、化粧品の充填事業やスキンケアブランドの開発なども行っています。

【地球市民学科 安斎ゼミについて】
 地球市民学科の安斎徹教授のもと、「企画力」「行動力」「協働力」を身につけながら、これからの社会やビジネスを如何にデザインするかを探求しています。2022年度は4年生15名、3年生15名が所属し、企業や地域など広く社会と連携し「教室を飛び出す学び」を実践しています。

外部サイト:BIOFEAT.(バイオフィート)

https://papylia.jp/