【アクティビティ2019】地球市民学科特別合宿研修「自分の可能性を見つける・広げる 4日間」

【アクティビティ2019】地球市民学科特別合宿研修「自分の可能性を見つける・広げる 4日間」

2019年9月2日~5日、独立行政法人国際協力機構(JICA)二本松青年海外協力隊訓練所で地球市民学科特別合宿研修「自分の可能性を見つける・広げる 4日間」が行われ、地球市民学科の在学生38名と同学科の全教員を含む教職員10名が参加しました。
参加者は、初日から2日目にかけて、JICAの国際協力事業、JICA海外協力隊活動、協力隊参加者の生活体験について訓練所職員から学び、国際理解を深めることで、自分がどのような国際協力ができ、将来のキャリアの中にどう位置付けるかというような具体的な将来像を考えていきました。
2日目以降は、第二言語習得に関する講座を受講した後、それぞれが習得を希望する言語クラス(タイ語・ベトナム語・アラビア語・中国語・マレー語・ポルトガル語)に分かれ、計5回の非英語語学体験授業を受けました。これらはJICAが研修生たちに実施しているトレーニングを地球市民学科のためにアレンジして実施された講座で、非英語圏の文化理解や、海外での生活・就職のためのトレーニングだけではなく、第二言語を習得するための「コツ」をつかむことによる「英語力」の向上も意図されています。最終日には、合宿の空き時間や睡眠時間を削って作成したリフレクションのプレゼンテーションをクラス毎に行いました。
これらのプログラム以外に、JICA海外協力隊や、海外の企業、教育機関などで活躍する学科卒業生の生の声を聞き、自身のライフワークについて考えるワークショップが行われ、それを自身の将来の目標として言語化し、「私の公約」として発表・共有しました。

参加者からは「語学は苦手だったが、学ぶ楽しさを実感することができた」、「教職のあり方を考えるきっかけになった。やっぱり自分は教員になりたいと、思いが強くなった」、「就活で行き詰っていたが、次に進むところがゴールと考えなくていい、やりたいことを一つに絞らなくていいと分かった」、「入学時は引っ込み思案だった自分が、4年になって討論で意見を主張できるようになっていた。地球市民学科に入って本当に良かった」、「自分にも可能性がたくさんあって、やりたいこともたくさんあることが分かった。これからそれらを実現していきたい」といった感想や公約を聞くことができました。参加者にとってこの合宿は、日常から離れ、自分や友人、教員、様々な経験をしてきた大人たちと向き合い、対話することで、自分の可能性を広げる機会になりました。