【アクティビティ2022】ベトナム人青年グループとホームレス支援活動

【2022アクティビティ2022】ベトナム人青年グループとホームレス支援活動

地球市民学科の選択科目「定住ベトナム人フィールドワーク」(担当:大野俊教授)の授業の一環で、参加の学生たちが2022年7月30日の終日、カトリック川口教会(埼玉県川口市)に集うベトナム人青年グループと一緒に、地元の荒川河川敷で生活するホームレス支援のための弁当調理、配食などのボランティア活動を行いました。

このホームレス支援活動は、同教会で働くベトナム人シスター、マリア・レ・ティ・ランさんを中心とする地元ベトナム人のカトリック信者らが約3年前から月2~3回のペースで、コロナ禍に直面してからも途切れることなく続けています。

この日はIT技術者、技能実習生など20~30代の定住ベトナム人約10名に、清泉の学生5名と教員2名が合流。朝から一緒に食材の買い物、調理をし、豚肉の生姜焼きなどの日本食弁当20数人分をつくりました。それらを段ボール箱に詰め込んで車や自転車で運び、河川敷で暮らす中高年のホームレス男性一人ひとりに弁当や果物などのパックを手渡しました。

ベトナム人グループはこれまでの活動でホームレスの人たちと親しい関係を築いています。このため、同行の学生たちも歓迎され、中には自ら記念撮影を求める男性もいました。  

ベトナム人との協働作業を初体験した学生のほぼ全員から「ベトナム人の思いやり、優しさ、穏やかさを身を持って感じた」という声が聞かれました。中には「『持っている人が持っていない人にシェアすることはベトナム人にとっては普通のこと』と言って、その通りに行動していることに感銘を受けた」という感想もありました。